君と一緒に………
それからの記憶はよく覚えていない。

119当番して、救急車がきて…………

気づいたら病院にいた。

信生はベットの上で寝ている。


子供たちはよほど泣きつかれたのか、今ではぐっすりだ。


その後、お義父さんとお義母さんが駆けつけた。



一晩中信生のそばにいた。

情けないけど俺にできるのはそのくらいだ。


次の日。信生は、目を覚ました。


病室に行き先生の話を聞いた。


「はっきり申し上げます。病気の再発に加えて、ガンが見つかりました。体の至るところに転移しています。レベルは5。
手遅れですね。余命3か月と、いったところでしょう。」


先生の声なんて届かなかった。

俺は、泣いてしまった。

信生は、少しでも長く生きたいのならば
抗ガン剤治療をしなくては、いけなくて、
それでも完治する確率はゼロに等しいと先生は言っていた。



信生は抗ガン剤治療をすることを決意した









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