生神さまっ!
八、ネガハクハ 君ノモトニテ 春死ナム
「ふふっ…」
「久しぶりに来たと思ったら…なにが愉快なんだ、卑弥呼?」
「いえ…ただ、わっちらも黙ってられなくなったとご報告に来ただけだ」
「…知ってる。4人目が来たんだろ?」
「ほぅ、さすが須佐之男命…最高神の弟よ」
足元まで伸びる青い髪を揺らす、妖艶な雰囲気を出している女を、スサノオは睨む。
「おー怖い」と言うだけの卑弥呼に睨む気も失せ、再窓の外を見るスサノオ。
「作戦は、成功した様子だな…」
「…春乃の気配が、あの屋敷から消えたからな。
伝言は伝わったのだろうな…くくっ…」
「…お前も悪い女だな」
スサノオはくすくすと笑う美しき人神、卑弥呼を見て笑みをこぼす。
「春樹と言ったか…あの男は、決して自分から高天原に行ったのではないんだからな。
あの小娘は…
自分が愛し、
"殺した"男を…
どんな気持ちで探してるのか…想像するだけでおもしれぇな」
一派が集う部屋。
今は2人しかいない広い広い部屋、
スサノオは「相手をしろ」とつぶやくと、卑弥呼の唇を噛むように、血が出るほどついばむキスをした…
「久しぶりに来たと思ったら…なにが愉快なんだ、卑弥呼?」
「いえ…ただ、わっちらも黙ってられなくなったとご報告に来ただけだ」
「…知ってる。4人目が来たんだろ?」
「ほぅ、さすが須佐之男命…最高神の弟よ」
足元まで伸びる青い髪を揺らす、妖艶な雰囲気を出している女を、スサノオは睨む。
「おー怖い」と言うだけの卑弥呼に睨む気も失せ、再窓の外を見るスサノオ。
「作戦は、成功した様子だな…」
「…春乃の気配が、あの屋敷から消えたからな。
伝言は伝わったのだろうな…くくっ…」
「…お前も悪い女だな」
スサノオはくすくすと笑う美しき人神、卑弥呼を見て笑みをこぼす。
「春樹と言ったか…あの男は、決して自分から高天原に行ったのではないんだからな。
あの小娘は…
自分が愛し、
"殺した"男を…
どんな気持ちで探してるのか…想像するだけでおもしれぇな」
一派が集う部屋。
今は2人しかいない広い広い部屋、
スサノオは「相手をしろ」とつぶやくと、卑弥呼の唇を噛むように、血が出るほどついばむキスをした…