生神さまっ!
卑弥呼がいるのは佐保邸。




高天原の中にはない、綺麗な花々に囲まれている場所らしい。




けど、卑弥呼がそこに住んでからは…綺麗な花々も、なにもない。



ただ、元気がない草が生えているだけ。





佐保姫様の、家だった場所を…取り返すことも、もちろん今回の目的の1つ。




私達はぶっ続けで4時間ぐらい作戦を練りに練った。




まず、私と冬斗と夏樹、そして第一部隊が常に同じ行動をとる。

第二部隊から第六部隊は、後方からついて行く形にする。


ただ、私達3人と第一部隊が敵に囲まれでもしたら、私達3人だけが先に進むこと。


そして、佐保邸に乗り込む時は…3人必ず揃える。



…春乃も、必ず揃え…卑弥呼に、4人で勝つ。





…………そして、




今。





「…行ってきます!」



「行ってきます」



「行ってくる!!」




アマテラス様に私達は笑顔で手を振った。




第一部隊の1人の男性が、小さく何かをつぶやく。




すると、暖かい光に包まれた……





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