生神さまっ!
*
あたしは、桜が大好きなんだ。
「だから、絶対2人で見ようね!」
ふんふふーんと鼻歌を歌いながら、ペラリと雑誌の花見特集のページを次々とめくる。
そこには、満開の桜。
オススメのお菓子や料理なんかも書いてある。
ド定番の三色団子ももちろんあります!
「まだ蕾だもんねー、桜ー」
窓から見える、でっかいでっかい桜の木。
そこにいくつか蕾は見えるけど、まだ咲いていない。
3月中旬。
ココではまだ、桜は咲かない。
3月下旬が平均なんだって。
ってことは、あと1週間くらいかな?
「ねえねえ、約束だよー!?
…って、ちょっとー?聞いてますぅー?」
「…ごめん、聞いてなかった」
「もー!
ほら、約束しよ!?」
にこっと、あたしは春樹に向かって笑った。
春樹は相変わらず優しい笑顔で私を包む。
…けど、最近、なんかおかしい。
あたしは、桜が大好きなんだ。
「だから、絶対2人で見ようね!」
ふんふふーんと鼻歌を歌いながら、ペラリと雑誌の花見特集のページを次々とめくる。
そこには、満開の桜。
オススメのお菓子や料理なんかも書いてある。
ド定番の三色団子ももちろんあります!
「まだ蕾だもんねー、桜ー」
窓から見える、でっかいでっかい桜の木。
そこにいくつか蕾は見えるけど、まだ咲いていない。
3月中旬。
ココではまだ、桜は咲かない。
3月下旬が平均なんだって。
ってことは、あと1週間くらいかな?
「ねえねえ、約束だよー!?
…って、ちょっとー?聞いてますぅー?」
「…ごめん、聞いてなかった」
「もー!
ほら、約束しよ!?」
にこっと、あたしは春樹に向かって笑った。
春樹は相変わらず優しい笑顔で私を包む。
…けど、最近、なんかおかしい。