生神さまっ!
六、灰色ノ戦イ
天界にだって、必ず朝が来て。
容赦なく私達を現実に戻す。
「…ごめんね」
朝。
私は、春乃と夏樹に…謝っていた。
今までの私について。
きっと、みんな、気付かぬフリをしていただけだったんだ、私の異変に。
私の過去を話して…ごめんね、何回も言う。
「…何に対して謝ってんだよ、秋奈は!!」
「え…」
「…秋奈は俺等になんか悪いことでもしてたのかよ?」
「だって…ずっと私、みんなの事信用できてなくって…
敬語癖だって抜けなかったし…」
「今、お前が言ったんだろ!
…知らないうちに、俺らを信じていたことに気が付いた、って」
春乃も、何度も何度もうなずく。
目に涙をいっぱいにためながら。
「あたしだって、秋奈に謝りたいよ…!
だってあたし、確かに秋奈が何かを隠していることはなんとなーく知ってた。
…今話してくれたヤケド跡…あれ、夏の時にあたし、見ちゃったでしょ?」
…そうだ。
1回春乃には、着物がはだけた時に見られて…
あの時はただ必死に、バレないようにって…
…どうしてバレないようにしたか、と問われたら…やっぱり自分の罪のことを話すのが、怖くて。
だから私、春乃の元から逃げたんだ。
「ずっと……ずっと、秋奈に聞けなかったの…!
秋奈は私に話してくれないんじゃないか、って思ったら怖くって。
けど、あたしらしくなかった!!
秋奈が作っていた壁なんてもの、ぶっ壊しとけばよかったんだよ…!!!」
容赦なく私達を現実に戻す。
「…ごめんね」
朝。
私は、春乃と夏樹に…謝っていた。
今までの私について。
きっと、みんな、気付かぬフリをしていただけだったんだ、私の異変に。
私の過去を話して…ごめんね、何回も言う。
「…何に対して謝ってんだよ、秋奈は!!」
「え…」
「…秋奈は俺等になんか悪いことでもしてたのかよ?」
「だって…ずっと私、みんなの事信用できてなくって…
敬語癖だって抜けなかったし…」
「今、お前が言ったんだろ!
…知らないうちに、俺らを信じていたことに気が付いた、って」
春乃も、何度も何度もうなずく。
目に涙をいっぱいにためながら。
「あたしだって、秋奈に謝りたいよ…!
だってあたし、確かに秋奈が何かを隠していることはなんとなーく知ってた。
…今話してくれたヤケド跡…あれ、夏の時にあたし、見ちゃったでしょ?」
…そうだ。
1回春乃には、着物がはだけた時に見られて…
あの時はただ必死に、バレないようにって…
…どうしてバレないようにしたか、と問われたら…やっぱり自分の罪のことを話すのが、怖くて。
だから私、春乃の元から逃げたんだ。
「ずっと……ずっと、秋奈に聞けなかったの…!
秋奈は私に話してくれないんじゃないか、って思ったら怖くって。
けど、あたしらしくなかった!!
秋奈が作っていた壁なんてもの、ぶっ壊しとけばよかったんだよ…!!!」