生神さまっ!
八百万(やおよろず)の神が毎年毎年開いている、年で1番でかい会議。



それが人界の出雲大社で行われることは…

誰もが知っている。




「…今、天界にいる神様ってどれぐらいなんだろうねー」



「いや、多分数えるほどだろうね…俺等さえも何回も話し合わられたらしいし」




そうなんだよね。私達が会議に参加するかしないかで、大分話になったっぽい。

けど結局は、今は天界が危ないから…という理由で、ここにいることに。




「はっきり言って会議とかめんどくさいから良かったよなー!」



「冬斗、思っててもそんなこと言ってはイケマセーン」



「はーい」




今この屋敷には、私達以外には付き人とかがいる…んだけど。


その半分以上が実家に帰ってる。

この時期は、普通そうらしい。




「…ホントはさ、もっと危機感持った方がいいんだろうね」



「…まあ、

この神無月に…道真が来る可能性が高いからな」




警備が最強に弱い(?)今の天界。

もちろんアマテラス様も不在。



今は絶好の、狩りのチャンスなのだ。





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