生神さまっ!
ピタッ…と、突然冬斗の手の動きが止まった。


…え、何事ですか?

いや、泊まるのはいいんだけど…動かない。止まった。


頭の上に置かれたまま、なんだけど…




「…秋奈はさ、」



「は、はい…」



「俺が昔女遊び激しいヤツだったって聞いて…なんとも思わないんだ?」



なんとも思わない…って、えーっと…


それはつまり、どーゆーことでしょーか…




「…俺はさ、一度夏樹に誘われて深夜に天界中心部に行った。


そしたら何か明らかに10以上年上の女の人達が寄ってきて…んで、そのまま」




そこから先が察せない女子高生なんて、いるだろうか。

いや…いないとしたら、絶対その子ウソついてる。



「そしてまた別の日に夏樹と街に繰り出して。

寄って来るのは大体転生前の幸せそうな10以上年上のお姉さん。

最初は乗り気じゃなかった俺も、だんだん楽しくなってきて」




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