生神さまっ!
…そう。

私達には、タイムリミットがある。




「スサノオが…人界の季節をも奪うことができる力を身につけるのは、

本当に…次の冬なの?」



「…詳しいのはよく分かっていないんだけどねー。


ほら…前に、言ったでしょ?

あたし達は、体が存在しない神だったんだけど…
天界の季節を守るために、人界に人として産み落とされた。

けど、あたし達がなんでまた天界に集められたのか…その理由、覚えてる?」




私はうなずく。

ちょっとうろ覚えの部分もあるけど…



こうゆう天界のいざこざとかに関しては、やっぱり春乃の方が詳しいし…頼りになる。




「スサノオが人界にも通用する力を身につけちゃったから、でしょ?」



「そう。

この天界で、人界にも通用する強大な力を持っている神様は数少ないんだ。


アマテラス様は数少ないうちの1人。
けど、スサノオは使えなかったの。

けど…ここ数年でみるみるうちに力を付けて、


ついに人界にも通用する力を…手に入れるの」




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