生神さまっ!
「え…なんで、分かるの?そんなこと…

だってスサノオの状況なんて、私達分からなくない?」



「あ、それはね…」






「私が教えたのですよ」





美しい、凛とした声。

すう、と耳に自然と馴染む…心地よい、この声は。




「あ、アマテラス様…!」



「ふふ。突然すいませんね…」



「いえ…!

って、どこにいるんですか…!?」



確かに耳に、アマテラス様の声が聞こえるんだけど。



私の部屋には私と春乃しかいないし、第一アマテラス様は今会議中だし。



春乃は最初はキョロキョロ私と同じようにしてたけど…すぐに何かを理解したのか、笑顔でアマテラス様の次の言葉を待ってるようだった。




「今は、話し合いの休憩のようなものの時間なのですけどね。


ただ…道真も動かないと私も聞いていたので、少し不安になり。

こうして、少し力を使わせていただきました」



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