生神さまっ!
力……って。


まさか…ちょっとした神様のチート能力みたいなもの?



「離れていても、私は神となら多少会話ができるのですよ。


長時間は集中していなければいけないので使えませんし、
相手も私に対して拒絶感さえ持たず受け入れの体制でなければいけないのですが…」





……アマテラス様に拒絶感持つ人いるの…!?いないよ!


…あ、でも。

スサノオはそうなのかな、何て考えたら…少し悲しくなる。




「ちょうど力を使ってお二人の意思に通じたところ、なぜスサノオの様子が分かるのかという秋奈の声が聞こえたので。

つい、返事をしてしまったのです。


話を遮ってしまい、すいません」




「いや、気にしないでくださいー!

だって実際に、あたしはアマテラス様に聞いただけなんですからー!」




えーっと……


つまりは、アマテラス様にはスサノオの様子が分かるってこと?


それを秋奈に伝えた、とか…そんなところかな?




「私とスサノオは、これでも姉と弟の間柄です。

やはり気になって、探ることがあるのです。
弟の様子を探るのは私だけの力では無理ですが…


スサノオは天界に通ずる力しかないとはいえ、私に匹敵…いえ、私以上の力を最近は蓄えておりますから。

私が力を使ってスサノオの意思を覗きこんだり、
スサノオの身辺にいる者の意識を操作しようとしても、バレてしまうのですよ」



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