生神さまっ!
あの人って…?


考えるけど、なかなか浮かばない。




「ほら、あの人だよ。


…ツクヨミ、さん」




「ああ…ツクヨミ様って言いなよ、夏樹」



「だってさ、俺全然会ったことねーし。

三貴神の1人…アマテラスとスサノオの間って言われてもなー」




「けど、すごく似てなかった?


特に、あの…」



そこまで言いかけたところで、脳裏に映像が浮かぶ。



あの、美しい銀色の髪。


アマテラス様と同じ、銀色の髪。





あの髪には、思わず見とれてしまった。


誰もが惚れ惚れするような美しさを持っていた。




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