生神さまっ!
…ツクヨミ、様。

考えれば考えるほど、不思議なひとだ。




「…ツクヨミ、ですか?」




それから4日後。
屋敷にやってきたアマテラス様に、今がチャンスと聞いてみることに。




「はい。

前に会ったのですが…こっちにも来ずに帰っちゃって」



「…そう、ですか。

…元気そうにしてましたか?」



「うーん、多分ですけど元気そうでしたよ!

それに、すごく強そうでした!」



「ふふ…強そう、ですか」



静かに笑ったアマテラス様は、顔の前に来た綺麗な銀髪を耳にかけた。




「…その、銀色の髪」


「え?」



アマテラス様の不思議そうな声に、思っていたことが口に出てしまったのだと気付く。

は、恥ずかしい。思っただけなのに…





< 541 / 686 >

この作品をシェア

pagetop