生神さまっ!
「た、ただ…なんてゆーか…

…ツクヨミ様もアマテラス様のような綺麗な銀色の髪だったんです」




「私達兄弟は、やはりどこか似ているのですかね…」



「多分、そうなんだと思います」



「……そうなんですかね」




笑ったアマテラス様の金色の目が、光る。

そういえば、ツクヨミ様も金色の目をしたいたっけ。


ただアマテラス様の柔らかい上品な雰囲気と、ツクヨミ様のちょっと冷たい感じは似ていない気がする。



「本当に申し訳ないのですが…

私はもう、これで一度帰らなければいけないので…そろそろ失礼しますね」



「あ、なんかすんません、忙しいところ」



「いいのですよ、久しぶりに話せて良かったですし」



「んじゃ、俺らは帰るか。

さようなら、アマテラス…違う、アマテラス様」



「さよなら!」


「ありがとうございました」


「さようなら」





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