生神さまっ!
「…夏樹が昔のことを話してくれた時、初めて知ったんです。
ただの人間だった私達が、生神として天界に戻れる…きっかけ、を」
私はその時のことを思い出しながら、つぶやく。
「…生きているヒトの魂を、捧げることです」
春乃の場合は好きだった男の子を、
夏樹の場合は自分をいじめていた男の子を、
私の場合は、両親を。
冬斗は…残念ながら知らないけれど、きっと冬斗にもなんらかの事情があって捧げる魂があったのだろう。
「…それを行えば、ある3つが天界からもらえる。
それを全て終えることによって、私達は生神に戻ることができる」
そう、その3つは。
「…1つが、能力。
もう1つが、神としての地位。
そして…」
気付けばツクヨミ様は、目を閉じなにか考え込んでいるようだった。
そんなツクヨミ様を見ながら…私は、私は…
「…最後に、人界での"願い"を1つ…
叶えることができる………」
………そう、言った。
ただの人間だった私達が、生神として天界に戻れる…きっかけ、を」
私はその時のことを思い出しながら、つぶやく。
「…生きているヒトの魂を、捧げることです」
春乃の場合は好きだった男の子を、
夏樹の場合は自分をいじめていた男の子を、
私の場合は、両親を。
冬斗は…残念ながら知らないけれど、きっと冬斗にもなんらかの事情があって捧げる魂があったのだろう。
「…それを行えば、ある3つが天界からもらえる。
それを全て終えることによって、私達は生神に戻ることができる」
そう、その3つは。
「…1つが、能力。
もう1つが、神としての地位。
そして…」
気付けばツクヨミ様は、目を閉じなにか考え込んでいるようだった。
そんなツクヨミ様を見ながら…私は、私は…
「…最後に、人界での"願い"を1つ…
叶えることができる………」
………そう、言った。