生神さまっ!
「…さあね」




ずっと黙って聞いてくれていたツクヨミ様が、言う。





「…竜田。アイツは神の中でもかなり早く生まれた。

まあ、季節の神自体が早いんだ。


だから姉さんとアイツ等は仲が良いんだよ」




話は読めないけど…とりあえず、うなずく。


ツクヨミ様は、何が言いたいんだ?




「竜田は4人の中で、っつーか天界でもとびきりの変人でさ。

神らしく振舞わないし、平気で規則を破るわ、さらっと天界の中で起きた喧嘩に紛れ込んでるわ、騒動を起こす奴だった。


佐保は上品で神らしく、筒も結構神としての仕事はちゃんとしてた。

あと…お前はまだあったことないだろうけど、冬の神、アイツは4人の中でもとびっきり真面目だよ」




冬の神、か。

名前も知らないし、もちろん会ったことないけど…冬斗のこともあってか、きになる。




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