助けてほしいと願う【短編】
私はそれから勇人君と
メールする回数が極限に
減ってしまった。

減ったというよりも
私が勝手に減らしたのだ。

私はそれで良かったのだと
全く思えなかった。
だけど友達からメールが来て

――――――――――――
璃優………
それで良かったんだよ。
もしも、勇人君と
メールしてたら璃優が
危ない目に合ってたかも
知れないんだからね!!
華菜は璃優が心配
なんだからね!!

華菜
――――――――――――

と華菜に言われて
私は勇人君とのメールを
減らして良かったんだ
そう思うことができた。

華菜にはとても感謝している。
もしあのまま勇人君とメールを
続けていれば私はもっと
嫌な思いをしていたんだとももう。



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