君とあたしの恋模様
ルイ君一家が帰って行った
「うるさくってごめんな」
「全然!楽しくて良い家族だね!ルイ君良いお兄ちゃんだね」
「そう言ってもらえると嬉しい。
俺達の父さんが3年前に亡くなって、それからは俺がちゃんと弟達を守らないとって思った。
でも、実際のところ不安だらけ。
父さんの代わりになれる様にと思って父さんの真似ばっかり。
でも、俺は俺なりのやり方で弟達を守れば良いんだって気づいた」
そうだったんだ…
「ルイ君は凄いね。同い年でそんなに考えられる人って中々居ないと思う。
リタ君、ユウ君、ユナ君は幸せだね!
こんなに大切にしてくれるお兄ちゃんが居るんだもん」