【短編】生徒会長は天才!?

ー放課後
in生徒会室

今日やるぶんの仕事を終えて

音羽「蓮と羽乃…先に帰って…」


蓮「えっどうしてですか?」

羽乃「まあまあ先に帰ろ?」


ガララ

パタン


蒼「音羽、何か用があるの?」

コクンと頷く


「じゃあ、なに?」

音羽「…えっ…とね……驚かないで
聞いてほしいんだけど……」


蒼「うん、それで?」


音羽「…………蒼の…ことが…好きなの」

やっと言えた…本当の気持ち…

蒼「へ?」

音羽「…だから……蒼のこと………大好きなの」


蒼「………ぇえーーー!!」

音羽「驚かないでって言ったのに」


蒼「いや、無理でしょ」


やっぱりふられるよね


ふられるくらいなら

音羽「返事はわかってるからしなくていいよ」

「じゃあ…
蒼「待てよ。返事わかってるってなに」

音羽「え?蒼は羽乃が好きなんでしょ」
「わかってるよ。」


蒼「なにそれ!」


チュッ


音羽「なにするの!?」

何でキスなんかするの!?
諦めようとしているのに…


蒼「わかってないから」

音羽「何が?」


蒼「だからね…俺も音羽が好きなんだよ」


音羽「えっ嘘」

蒼「嘘なわけないじゃん」


音羽「本当に?本当に?」
「私、諦めなくていいの?」


本当?


蒼「当たり前だろ」

「俺と付き合って」


音羽「うん…うん…付き合う」
「蒼と付き合う」

嬉しい


私はどこかで期待していた
蒼は私を好きっていってくれる
じゃないかって


もう一度キスしよう

と近づいたとき


ガラガラララ

えっ?



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