目があうたんび



「えっ?」


間抜けな涙声で答えて声がした方を見たら君がいたんだ。


「あっ!」


バカ!あたし!あ!じゃなくってありがとうだろって思って焦ってた。


「これって、中1の問題だよね?よかったら〇〇駅まで教えよっか?」


「え!良いんですか?」



あたしは勉強を教えてもらえることとこのイケメン様と一緒にいられることに対する二つの喜びを感じていた。




隣のおじさんが降りてから君が隣に座った。君は、背が高いから横顔を見るのも一苦労だったんだよ。




君の教え方はすごく丁寧だった。これだったら明日のテスト半分は取れる!




初めての自信だった。




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