目があうたんび
六時間目。英語のテスト。一時間目が六時間目と入れ替わったから結局あたしにとっては嬉しいものだった。危うく、自信のあるテストを逃すところだった。


チャイムがなると同時に

「それでは、はじめ!」



カリカリカリ



「えっ!」


「小野田っ!テスト中だ。」


クスクス


「すみません!」


声に出るほど驚いたんだから。テストの問題が見ただけでほとんど分かった。昨日の効果だ!俊さんありがとう!



終わった。後、十分もある!いつもはウンウン頭を抱えてる時間が今日は考え事をする時間に変わっていた。



昨日から今日にかけておかしいぐらい幸せな時間を過ごしてる。俊さんにも会えたし、皆からは褒められるしテストも簡単だったし…


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