目があうたんび
キーンコーンカーンコーン



「おはよ!なこ〜」


「琴葉!あたし、▲▲高校受ける!」


「朝っぱらから何を言い出すかと思ったら無理無理。」


ひどいっ!


「琴葉〜あたし、俊さん見返すって決めたんだもん!」


「見返す?なんかあったの?」


これ言ったら、面倒くさいなぁ。ごめん!琴葉。


「な、何でもない!でも、あたしあの高校受けたいんだ!」


「そっか。なこがマヂメに言ってるんだしあたしも頑張ろっかな?」


「え!ホント?琴葉も受ける?」


「あたし、まだ志望校決めてないし…目標は高く持てってよく言うじゃん?だから一緒に頑張ろ?」


「嬉しいっ!琴葉がいたら心強いし!」


「そうと決まったら、今日から勉強ですね。」


「はいっ!師匠。いっぱい、教えてください!!!」


「よろしい」


「「あははは!!!」」




こうして、二人で同じ高校をうけることになった。



でも、そう上手くはいかないんですよね。



「何で?そうなんの!!」


「だって、ここで○○を使ってい××を使ったらいいじゃん!」


「なこ!あんた、授業何聞いてんの?しかも、また補習。国語と社会と理科はいいとして…英語と数学どーすんの?」


「そ、それは…まだ、7月じゃん!時間はあるよ!」


「夏休み覚悟しといてね〜」


目が笑ってないよ!琴葉!


「は、はい…」


「じゃあ、補習頑張って。帰っても少しは勉強しなよ!」


「うん!じゃあね〜」


「バイバイ〜」
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