遠回りの恋





Dear 梨音




本当は嫌だった


行って欲しくなかった


りなのところなんか



だってもっと好きになっちゃうじゃん



私の恋かなわなくなっちゃうじゃん




一緒に行きたかった


そんなことを考えてる時…



君は後ろから名前を呼んだ



どこか控えめに呼んでいるかのように…





「りお…ん」




急に心拍数が激しくなった




ねぇ輝一


私のことおいて行ったくせに…



私を心配してそんな顔しないでよ


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