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1ヶ月前───。
「翔那(しょうな)ーっ!」
走ってきてぎゅーと俺に抱きついてくる俺の彼女の彩乃(あやの)。
ふんわりした女の子で、学校1の美女だ。
「待った?」
って不安に聞いてくる彩乃に俺は微笑んで「全然。でも、寂しかった。」って抱きしめた。
下校途中の、生徒らが俺らをチラチラと見てくるのを気にせずいたが
彩乃は「もう…恥ずかしいっ。」て顔を真っ赤にして言った。
それが愛らしくて俺はまた抱きしめた。
その後、校門から手を繋いで出て家から反対方向の彩乃の家へ向かった。
「ねぇ、家に来ない?」
彩乃の誘いに俺は、ドクッと波打った。
…家って…ドク…ドクン…。
って、やましいこと考えるな!
「あ、お、おう。」
明らかに声は震えた。
「ぷっ、なに考えてるの〜?
残念ながら、家には親がいます!」
と、顔をまた赤らめて彩乃は言ってなぜか残念に思う俺がいた。
「な〜んだ、残念だなあ!」
ってハッキリ俺が言ったら「変態っ」て言うから
「なに考えてたのかなー?彩乃。」
と意地悪してみたら「もうっ知らないっ」て拗ねられて「ごめんごめんっ」と謝る。
そのうちに、彩乃の家につき彩乃の部屋へ。