あるワケないじゃん、そんな恋。
運転席に座ってる羽田を見るのは初めてのせいか、ちょっといつもより男っぽい気がする。
考えてみたらお父さんが運転する車以外に、男の人が運転する車に乗ったことなかった。
(そっか。普通にデートってこんな感じなんだ……)
車内で二人きりか。
やっぱ緊張するなぁ…。
「寒いか?そこのボタン押したら暖房強くできるぞ」
「どれ?」
「そこの矢印付いたやつ」
「コレ…?」
「いや、こっち」
トン…!って指ぶつかっちゃった。
たったそれだけなのに、心臓跳ね上がったよ!!
「……ホントだ。あったかい……」
何気なく下向いてごまかそう。
顔熱いなぁ。
首引っ込めてファーの中に隠れたい…!
「何やってんだよ。カメかお前は……」
「ち、違うよ!ちょっと肩の運動を……1、2、1、2…」
ごまかすのも大変〜〜っ。
「変なヤツ」
ええ。ええ。
今、十分自覚してますからっ!
こんな感じで複合施設までもつのかな。
心臓ドッキドキだし、どんなこと喋ったらいいかもわからんし。
教授本には何て書いてあったっけ〜〜?
えーと、えーと…。
「音楽でも聴くか?CDそこあるぞ!」
「どこ?」
「ほらっ足元のケース…」
「あっ、コレ⁉︎ 」
ぎゅっ。
「あっ…!」
「ひっ…!」
「ひっ…?」
羽田の顔がこっち向いた。
ヤバいヤバい!
今の声変だった!!
考えてみたらお父さんが運転する車以外に、男の人が運転する車に乗ったことなかった。
(そっか。普通にデートってこんな感じなんだ……)
車内で二人きりか。
やっぱ緊張するなぁ…。
「寒いか?そこのボタン押したら暖房強くできるぞ」
「どれ?」
「そこの矢印付いたやつ」
「コレ…?」
「いや、こっち」
トン…!って指ぶつかっちゃった。
たったそれだけなのに、心臓跳ね上がったよ!!
「……ホントだ。あったかい……」
何気なく下向いてごまかそう。
顔熱いなぁ。
首引っ込めてファーの中に隠れたい…!
「何やってんだよ。カメかお前は……」
「ち、違うよ!ちょっと肩の運動を……1、2、1、2…」
ごまかすのも大変〜〜っ。
「変なヤツ」
ええ。ええ。
今、十分自覚してますからっ!
こんな感じで複合施設までもつのかな。
心臓ドッキドキだし、どんなこと喋ったらいいかもわからんし。
教授本には何て書いてあったっけ〜〜?
えーと、えーと…。
「音楽でも聴くか?CDそこあるぞ!」
「どこ?」
「ほらっ足元のケース…」
「あっ、コレ⁉︎ 」
ぎゅっ。
「あっ…!」
「ひっ…!」
「ひっ…?」
羽田の顔がこっち向いた。
ヤバいヤバい!
今の声変だった!!