あるワケないじゃん、そんな恋。
「安っ!まあいいか。帽子貰ったし…」

「…あっ、その帽子の毛糸も100均なんだ…」

「えっ⁉︎ そうなのかよ。俺って安物ばっかだなぁ」

「だって、地味なパートしかしてないもん。春になったら派遣の仕事でも始めるから…」



「派遣ーー!!??」



大きな声出して羽田が立ち止まった。

振り返った目が吊り上がってる。



あれ?……


もしかして、私…また怒らせるようなこと言ったぁぁぁ???

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