あるワケないじゃん、そんな恋。
バカだった……と反省したのは、その日の夕暮れ時。
朝から降り始めた雪が地面に薄く積もってる中を帰り始めた頃。
結局、羽田とは全く話もできないまま仕事が終わった。
レジ打ちを頼まれた後、羽田は本部に呼ばれて出て行ったから。
「本部に呼ばれるなんて、初めてですよね〜」
バイト君の言葉に、店長とクマさんが頷いてた。
何か悪い事でもしたんだろうかと気になって、仕事どころじゃなくなって困った。
羽田は私がいる間に本部から戻って来ることもなくて、退勤時間がきたから上がった。
駅へと続く道の途中では、待ち伏せもされてなくて……。
このままやっぱサヨナラなのかな……って思うと、どんどん落ち込んでくる。
歩くのも苦痛になって、膝折れして泣いてしまった。
(こんな苦しい思いを抱え込んだまま、明日を待つなんてできない!羽田に会おう!会って自分から謝るっ!!)
意を決して電話したんだよ。
なのに。
……なのに!
『ただいま電話に出ることが出来ません。ピーーという発信音の後、お名前とご用件をお話し下さい……』
ふざけんなっ!!
やっぱ羽田はバカァ!!!
朝から降り始めた雪が地面に薄く積もってる中を帰り始めた頃。
結局、羽田とは全く話もできないまま仕事が終わった。
レジ打ちを頼まれた後、羽田は本部に呼ばれて出て行ったから。
「本部に呼ばれるなんて、初めてですよね〜」
バイト君の言葉に、店長とクマさんが頷いてた。
何か悪い事でもしたんだろうかと気になって、仕事どころじゃなくなって困った。
羽田は私がいる間に本部から戻って来ることもなくて、退勤時間がきたから上がった。
駅へと続く道の途中では、待ち伏せもされてなくて……。
このままやっぱサヨナラなのかな……って思うと、どんどん落ち込んでくる。
歩くのも苦痛になって、膝折れして泣いてしまった。
(こんな苦しい思いを抱え込んだまま、明日を待つなんてできない!羽田に会おう!会って自分から謝るっ!!)
意を決して電話したんだよ。
なのに。
……なのに!
『ただいま電話に出ることが出来ません。ピーーという発信音の後、お名前とご用件をお話し下さい……』
ふざけんなっ!!
やっぱ羽田はバカァ!!!