キミへ。 ~背中の『2』~



「武田先輩ー!!」

「塁出ろー!!」



夕輝のキャッチャーメットを受け取る。


「夕輝君は緊張しちゃってますかぁ?」

「結梨…、キモい。」

「ひど!!せっかくリラックスさせようとしたのに…。」

「言われなくてもしてるし。」


グラウンドへ向かう夕輝の背中を、ずっと見つめていた。


「大っきい背中…。」
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