キミへ。 ~背中の『2』~



「ゆうり。おれ、やきゅうする。」

「やきゅー? ゆうきが?」

「うん!おおきくなったら、ゆうりがびっくりするようなやきゅうせんしゅになるからな!」



ねぇ、キミは覚えてる?

10年も前の話だけど、あたしはずっと覚えてるよ。

ずっと、信じてる。

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