キミへ。 ~背中の『2』~


「だめだ…。鈴、1時間寝て来やす…。」


数Ⅱの授業を終えたあたしは、限界を感じた。


「おー、了解した。ついてこっか?」

「大丈夫。」



ふらふらの足で、ベッドを求めて歩く。

あー、頭ガンガン。

今は何も考えられないや。



ガラッ。


先生に許可をもらって、布団に潜り込む。

今ならすぐ寝れる…。


みんなが授業中に寝れるって幸せ。
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