キミへ。 ~背中の『2』~
「ばか!!」
「だってぇ…。」
昨日までの出来事を話したら、鈴に怒られて更に落ち込む。
「もー、ばか!」
「もうばかなのは分かったってばー。」
「ごめん〜…。あたしがばかだったよ。」
「え?なになに。」
鈴まで落ち込みだす。
「だってあんた、あたしがメールした日からそんなんだったんでしょ?」
う、たしかにそうだけど…。
「まだ夕輝君の彼女って決まった訳じゃないのに、ごめん。」
鈴…。
「夕輝君に彼女、なんてあたしの早とちりかもしれないよ?そんなに落ち込まないでよ…。」