キミへ。 ~背中の『2』~



『この前言ったこと、忘れてくれないかな。』



「うーーん。これだと上から目線っぽい…?」


メールの本文を、書いては消して。

この繰り返しを20分している。




只今、16時50分の教室。

夕日が差し込んでて、ザ・青春って感じ!

まぁ、1人だから寂しいだけだけど。



3階から眺めるグラウンドは、狭く見える。


「いつもは夕輝があそこにいて、あたしがあの辺にいるのかな?」



試合も練習試合も一段落したところで、今日は久しぶりの部活が休みの日。

普段から大会前以外の月曜日は休みなんだけどね!

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