愛しいあなたへ~song for you~




「何を信じればいいか、

分からないんです。




昨日は、

違うって言ってたのに…。



今日になったら

昨日の事は嘘だって…。


混乱してて…。


自分でも、

何が何だか、

分からなくなって…。」









きっと、

胸の中で

何かが

溢れかけて

いたんだと思う。







先生に話していると、


心の中にある

溜まってた不安が

次から次へと、

飛び出して来て…。







いつの間に、

先生が、

私にハンカチを

差し出してくれていて、







「…辛いんですね。」






「あっ…私…。」





泣いていたことに

ようやく気付いた。






あれだけ泣いたのに、

まだ、泣けるんだ…私。




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