愛しいあなたへ~song for you~
「…美由の事、
それ以上何か言ったら、
篤司にあんたらの事、
全部話すからね。」
友香が、笑った人たちに、
下から睨んでそう言った。
友香…。
友香。
…やっぱり、
そうだったんだね。
私のこと庇って、
嘘ついてたんだ。
こんな、ひどい事されてるのに。
まだ、私の味方でいてくれる。
友香は、私に
こんなにもしてくれているのに。
なのに、私は…。
「篤司君に言えるもんなら、
言ってみなさいよ!」
一人が、
友香の胸倉を掴んで、そう言った。
友香!!