愛しいあなたへ~song for you~
「止めて!!
友香を傷つけないで!」
次の瞬間、
そう叫んで、友香を抱きしめた。
友香は、
目を丸くして、私を見てた。
「美由
…どうして
…ここにいるの?」
友香…。
「友香、ごめん。
ごめんね。
気付くのが遅いよね。
私…。
友香の嘘、真に受けちゃってた。
でも、違ったんだね。」
友香は、
顔を強張らせて言った。
「な、何言ってるのよ…私は…。」
友香は、そう言いかけて、
私の顔を見た瞬間、
言葉を失っていた。