愛しいあなたへ～song for you～

「美由…？」




篤司君は、

少し驚いた顔をして、

すぐに

眉をしかめて、



そっと、

涙を指で拭いて言った。









「ごめん。

俺、

ここの所、

美由を泣かせっぱなしだな。」







余りにも

すまなそうに、

篤司君が

言うものだから、




篤司君の

腕の中で、

おもいっきり首を振った。








「…違う。いいの。




私、

すごく、

嬉しいから…。

私も篤司君の事、

大好きだよ。」








篤司君は、

言葉に

答えてくれるように、



ぎゆっと、

抱きしめてくれた。









「もう、

泣かせたりしないから。


絶対に美由の事、

離したりしない。」






「うん。」





泣いてばかりの顔は、

いつも以上に

可愛くないけれど。






でも、

もっと

あなたの近くに

行きたいから。








あなたが、

私に、

してくれる



甘いキスの間だけ

許してね。












篤司君。



貴方の事が

世界で１番大好きです。





私の初恋は、

これからも、あなただけ。






あなたは、

私にとって、

１番“愛しい”人です。








これからも、




ずっと、

ずっと。









end