愛しいあなたへ~song for you~
「作曲なんて…無理だよ。」
放課後、
仲良しの友香に
ポツリと言った。
友香は、
眉間にシワを寄せて、
私の頭を
おもいっきり叩いた。
「痛っ。」
私が
目尻に涙を溜めて
頭を擦ると、
友香は、
怒って言った。
「お馬鹿!
無理なら、無理って、
ちゃんと
断らないと駄目でしょ!!
美由は、
いつもそうなんだから。」
私は、下を向いて言った。
「…ごめんなさい。」
「私に謝って、どうするのよ!!」
そう、
友香と話をしていた、
その時だった。