愛しいあなたへ~song for you~




その時、

突然、

篤司君が

鞄を持って立ち上がった。








「…じゃ、

俺達、

そろそろ帰るから。



…おい、西島。

帰るぞ。」










西島君も鞄を持って

「だな。」って、

立ち上がった。








えっ…?

何で?







篤司君は、

ドアの前に立ち止まって、

振り向いた。








自然と、

私は

篤司君の事を

目で追ってたから、


パチリと目があった。







ドキッとした。


…昨日の夜と同じ目。






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