愛しいあなたへ~song for you~





そんな友香を見て、



すぐに、

ベッドから降りて、

友香を抱きしめた。







「ごめん

…ごめんね、友香!




友香は、

何時だって

私の味方でいてくれてる。


なのに…

それなのに、信じられなかった。




私が、

いけなかったの。




友香は、


いつだって、

私の事、

信じてくれてたんだのに。





…こんなのじゃあ、


私、

友香にこうやって、


家に来てもらえる資格も、



私の為に泣いてもらう資格も



…友達でいてもらえる資格も



何も無いよ。」












友香は、そんな私を

ぎゅっと抱きしめてくれた。










「馬鹿!

それは、

こっちの台詞。



…でも、

美由に

親友辞められちゃったら、

生きていけないから。





だから、

これからも、

私を…信じて。」







「うん!

ごめん。

友香。」









優しい。



友香は、いつだって。






…よかった。


本当に、よかったよ。






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