愛しいあなたへ~song for you~
突然、そう振られて、
何も言えなくて。
はは…。
とりあえず、
苦笑いすると、
友香が怒った。
「美由!!
笑ってる場合じゃないでしょ?」
私は、慌て弁解した。
「えっ!
う、うん。
…でも、無理にお願いとか、
そんなの出来ないよ。」
「え?」と、
言いたそうな友香を、見つめて言った。
そんな友香に、
私は、正直な気持ちを話した。
「だって、作曲なんて大変だし、
時間だってかかるもん。
…迷惑、かかっちゃうよ。」
「…美由…。」
友香が、心配そうに言った。
西島君も、
…それから篤司君も。
神妙な顔で、私を見ていた。