愛しいあなたへ~song for you~



そして、

優しく笑って言った。








「何か、

悩み事ですか?」







ドキッ





思わず、

先生を見た。




先生は、

ニコニコと

笑ったまま、

私を見ていた。





「私でよければ

話してみませんか?

少しは、

楽になるかもしれませんよ?」






すぐに首を振った。





「いえ…

先生に

わざわざ

聞いていただくような、

大きな悩みでは、

無いんです!!



ちょっとした、

友達とのことで…。」









「喧嘩したんですか?」







その時、

先生が言った

言葉に

すごく、

胸が苦しくなった。





『喧嘩』

なんか、してない。





けど…。




< 99 / 130 >

この作品をシェア

pagetop