あなたの好きは聞きたくない。
「あのさぁ…本当に後ろにいなくていいんだぞ?」
「いえ、先輩の後姿を眺めてるだけなので気にしないでください」
余計気にするわ。
しっかし、こいつの名前が分からん。
情報網の奴に聞いても噂一つ無い。
それどころか学年もクラスも分からない。
「お前…名前なんていうの?」
「あっ…」
凄く難しそうな顔をして来た。
言いたくないのか?
後ろめたい事がコイツにあるのか?
いや、告白してくるぐらいだ…そんな事は無いだろう。
「美彩と言います、み…さ」
美彩、いい名前だ。
ぴったりだと思う。
「いい名前だね」
顔が赤くなった後、寂しげな顔をした。
俺は"また"やってしまったのか。
夢叶の時もそうだ、勝手に期待させてた。
でも俺にはそんな気がなかったから断った。
そしたら泣かれた。
「初めて褒められました、嬉しいです…有り難うございます」
まただ、美彩の笑顔を見るだけで心が鳴った。
「諒先輩!私にキスしてください…」
「えっ!?」
「いえ、先輩の後姿を眺めてるだけなので気にしないでください」
余計気にするわ。
しっかし、こいつの名前が分からん。
情報網の奴に聞いても噂一つ無い。
それどころか学年もクラスも分からない。
「お前…名前なんていうの?」
「あっ…」
凄く難しそうな顔をして来た。
言いたくないのか?
後ろめたい事がコイツにあるのか?
いや、告白してくるぐらいだ…そんな事は無いだろう。
「美彩と言います、み…さ」
美彩、いい名前だ。
ぴったりだと思う。
「いい名前だね」
顔が赤くなった後、寂しげな顔をした。
俺は"また"やってしまったのか。
夢叶の時もそうだ、勝手に期待させてた。
でも俺にはそんな気がなかったから断った。
そしたら泣かれた。
「初めて褒められました、嬉しいです…有り難うございます」
まただ、美彩の笑顔を見るだけで心が鳴った。
「諒先輩!私にキスしてください…」
「えっ!?」