嘘と秘密~悲しいラヴァーズ~
突然、話題の中心が私に変わったことに戸惑った。


美羽と乃愛と話すと、この突然が多くて困る。


「くるみってね、すごいポケーとしてるから入学式の時この子、話聞いてるのかなって思った!!」


ポケー…。


そんなつもりないけどなー。


「将来、詐欺に気を付けてよ。気付いたら、絶対変な壺を買わされてそう」


なんじゃそれ。


「私、大丈夫だよ!!倹約家だから!!」


「え?そこ!?」


乃愛がケラケラ笑った。


美羽も軽く、ほんとに軽くだけど微笑む。


「ポケーとしてるのを否定するかと思った!!」


「え?ポケーとはしてないよ?」


「え!?今!?くるみ面白いわー」


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