嘘と秘密~悲しいラヴァーズ~
ハッとして隣にいる恭也くんを見る。


恭也くんは苦虫を噛み潰したような顔をしていた。


…この反応はどう取ればいいのかな…?


今までで一番分かりにくい…。


「あ、恭也じゃん」


その美人さんの後ろから、今度は男の子が入ってきた。


これまた清和の制服を着ている。


そして美人さんの横に並ぶ。


…彼氏…とか…?


…てかすごくイケメンだぁ…。


しかも背が高い。


恭也くんを少し見下ろしているくらいだから…。


180㎝くらいあるのでは…?


二人並ぶととても画になる。


二人の視線は紛れもなく見知らぬ私に向けられている。


好意か敵意か…。





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