嘘と秘密~悲しいラヴァーズ~
「はい、どーぞ」


どうなっているのか聞こうと思ったら。


目の前にはチーズバーガーセット。


さっきのイケメンくんがいた。


「あ。ありがとうございます…」


「ちょ、何で席まで一緒なんだよ!!」


その後ろにはあからさまに不機嫌な顔をした恭也くんもいた。


「いいじゃん!!文句言わずに座んなよ!!」


優衣ちゃんが声を張る。


イケメンさんは優衣ちゃんの隣に、恭也くんは私の隣に座った。


「さっきの話なんだけどね。あたしたち三つ子なの」


…三つ子…。


あれ、双子以上ってほんとにいるんだ…。


何か驚きすぎてリアクションとるのも面倒になってきた。


…ってことは…。


奥にいるイケメンさんも同い年…?


見えない。


大人っぽすぎて。


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