ぼくの彼氏
まぁそんな感じで
オレは今日ここ(ファミレス)に来ている訳だが…
おっそいんだよアイツ
イライラしてきたけど
なんか
ホントは、
ユウ…
大丈夫だよな?
なんかあったのかなぁ?
とか
考えちゃってんじゃねぇか
いや待てよ
ホントになんかあったのかも
「ヤバ、もっかい電話するか」
もう何十回とかけているものの
一行に悠璃は電話に出ていない
翔は本当に悠璃に何かあったのかと心配でたまらなくなった
ルルルルルル ルル
「翔ちゃん!?
ごめん!ホントごめん!
ぼくもうちょっとかかりそう
でまだ行けそうにない」
「ちょっ、おまっ、
なんなんだよ!
呼び出したのお前だろ!」
「ごめっ、今ちょっと…
後でまた電話するから!」
ブチッ
―――え?
切れた?
なっ
なんなんだよアイツはっ!
翔は一方的に
しかも説明もなしに電話を切られたことで腹をたてていたが
とりあえず悠璃の安否が確認出来ただけほっとしていた。
――でも
アイツなにやってんだ?
つか今どこにいるんだ?
まったく!
もう帰ってやる!
そう思い立ち上がった