それいけヒーロー部

外に出ると、なんとそこには風紀委員会が勢ぞろいしていた。

あと沼田副会長。生徒会代表できたのかな。



「牧村、だ、大丈夫か?」


「委員長の名前は三上さんと言うんですね。今日初めて知りました。」



「…大丈夫そうだな。お前ら、中にいるやつら全員確保。」




風紀委員が勢いよく空き部室の中に入っていく。



きっと部室の中は今頃パニックになっているんだろう。



「牧村、後で風紀室に来い。事情聴取させてくれ。」



「了解です。とりあえず今はお昼ご飯食べていいですか?」



「…その前に保健室に行きなさい。」



そう言えば殴られたんだった。



「くるみちゃん、助けに来るの遅くなってごめん…」


「副会長、そんなしおらしいの珍しいっすね。大丈夫ですよ。大した怪我もしてないし。」



「そっか。あとで保健室にお見舞いにいくね。」



「結構です。」




大仏に遮られました。



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