それいけヒーロー部

「変じゃないよ。本当のこと。」


「そーかい。あ、先輩達まだ飯食ってないんすか?早く食いません?オレ腹減ってて。」



マリリンは意外と食いしん坊なところがある。

お昼ご飯を食べ損ねたりすると非常に機嫌が悪くなるという困った食いしん坊だ。





「あ?お前らの事待ってたんだろうが!勝手に話進めんなよ!」


「かっちゃん先輩待っててくれたとか優しいっすね!」



「う、うるせぇよ!」


「マリリンに先輩達紹介してあげるね。金髪でうるさいのがかっちゃん先輩、でっかい黒髪の人がタロー先輩。金髪のちょんまげが、……ちょんまげ先輩!」





「ぶっ……!!ちょんまげ先輩…!仁お前ちょんまげ先輩だってさ…!!」



「…くるみちゃんにちゃんと名前教えてなかったね。オレ、仁って言うの。よろしくね。」



「仁先輩ですね。マリリン、仁先輩です。」



「おう、覚えた。じゃあ飯食ってもいいよな。」



「だからお前らで勝手に進めんなって!というか金髪でうるさいのって説明ひどくね?!」



「かっちゃん先輩、埃たつから座ってください。パンに砂ついたらどうしてくれるんですか。」



「かっちゃん先輩、早く飯食いましょう。」


「かっちゃんどうしよう。自由人が二人に増えた。」


「太郎、もうオレたちでは太刀打ちできないのかもしれない。」



「かっちゃんも太郎もそんな簡単に落ちこまないの。えっと、くるみちゃんも江橋も食べながらで良いから聞いてくれる?」



「はい。いいですよ?」
「いただきます。」




「なんでお前ら仁の言うことは聞くんだよ!」



髪型的には一番落ち着いていないけど、仁先輩が一番まともだと判断したからです。





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