それいけヒーロー部
作戦会議
「では、結論から言うと、敵は風紀委員会、生徒会ということでよろしいでしょうか!」
「沼田は敵かな。他の生徒会役員はわからん。」
「風紀は委員長がちゃんと下の奴らがなにしてるか把握してっかがわかんねえな。
万引き風紀委員が風紀委員長じゃなくて生徒会の方に頼ったのもあるし、もしかしたら風紀の上のほうはまだ話通じるのかも。」
「くるみ、先輩たちが味方でよかったな。お前一人だったら即生徒会と風紀つぶしに行ってただろ?」
「……さすがにそこまで考えなしに突っ込んで行かないっすよマリリン。」
「どうだか。目が泳いでるぞ。」
「マリリンってば本当にあたしのこと信用してないんだから。」
「心配してるだけだ。」
「江橋って本当にさらっと恥ずかしいこと言うよな。」
「そして牧村は勝手に自分の判断で行動するの禁止な。なにしでかすかわかんねえコイツ。」
「報告、連絡、相談。いいかいくるみちゃん、ホウレンソウだよ。」
「ほうれん草は胡麻和えにして食べるのが好きです。」
「よし、牧村は江橋から離れるな。それだけに専念しろよ。江橋、ホウレンソウだぞ。」
「うす。先輩がたの連絡先聞いてもいいすか?」
「江橋がいなかったらとか考えるとぞっとするわ。」
「マリリン、頼りにしてるよ!」
「牧村は基本的に待てだ。いいな。ステイだぞ。」
「ラジャーっす!」
「ダメだ馬鹿犬の予感しかしない!」
「銀次郎よりは賢いっすよ!」