華鶴嶺のメモ帳!

森海~迎えに来たのは深海の海弥と呼ばれる男~


「いつかぜったいれんかちゃんをまもれるようにつよくなってもどってくるからそれまでまっててね!」

小学生になる前の5歳の貴方はそう言い残して引越ししたよね?

誕生日が早生まれで3月27日の貴方は入学前なのに5歳だったよね?

5歳児の約束、しかも10年も前の約束貴方は忘れたかな?

私はずっと覚えてる、待ってるよ

そして、20歳になるまでに来なかったら諦めようと思うの

だって、私だって結婚したいもの

普通の家庭で子供を産んだりしたいじゃない?

だから、早く会いに来て

そう、高校の入学式の途中私は振り返ってた

まさか、貴方が同じクラスで私の後ろに並んでいるのなんて気づかずに

私の入学した高校はとてもいいとは言えない不良校だった

けっして、あたまが悪いわけではなく学費を払える余裕がもてる学校がたまたま不良校だったってこと

周りにはガラの悪い人達ばかりで、席の横の人もと思いきや普通の感じだった

その人から話しかけられそれが梅弥だと気づく

それから昔話や今の話をしているうちに梅弥が暴走族の幹部をしていると聞く

「守れる力付けて戻って来るつったろ?」

そぅ、得意げに言いのけたのだ


男「青木 梅弥(うめや)」
女「菊地 蓮花(れんか)」
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