クールな王子に捧げる不器用な恋【番外編追加】
「それ可愛いね。いくらするの?」
織田君が値札を見て、目を丸くする。
「たっけー。そんな小さいのに一万四千円もするんだ」
「ブランド物ですからね。同じブランドのこのベビー服のセットが一万七千円。この二点でどうですか?ちょっと予算オーバーしちゃうけど、その分は私に出させて下さい。私も佐藤さんに何かプレゼントしたかったから」
「うん、それでいいんじゃないかな。よくわかんないから任せるよ。 陽世莉ちゃん、ありがと」
店員さんを呼んで綺麗に包装してもらい、会計を済ませデパートを出る。
織田君と一緒に最寄り駅に向かって歩いていると、 急に彼が立ち止まった。
「ねえ、陽世莉ちゃん、何か食べて帰らない?」
チラリと腕時計に目をやれば時刻は午後七時三十二分。
朝比奈先輩は多分仕事でまだ帰らないだろうし、食べて帰ろうかな。
今日は絢香さん来るって言ってなかったし。
朝比奈先輩が気を遣ってくれたのか、たまに絢香さんが遊びに来て夕飯を一緒に食べてくれる。
織田君が値札を見て、目を丸くする。
「たっけー。そんな小さいのに一万四千円もするんだ」
「ブランド物ですからね。同じブランドのこのベビー服のセットが一万七千円。この二点でどうですか?ちょっと予算オーバーしちゃうけど、その分は私に出させて下さい。私も佐藤さんに何かプレゼントしたかったから」
「うん、それでいいんじゃないかな。よくわかんないから任せるよ。 陽世莉ちゃん、ありがと」
店員さんを呼んで綺麗に包装してもらい、会計を済ませデパートを出る。
織田君と一緒に最寄り駅に向かって歩いていると、 急に彼が立ち止まった。
「ねえ、陽世莉ちゃん、何か食べて帰らない?」
チラリと腕時計に目をやれば時刻は午後七時三十二分。
朝比奈先輩は多分仕事でまだ帰らないだろうし、食べて帰ろうかな。
今日は絢香さん来るって言ってなかったし。
朝比奈先輩が気を遣ってくれたのか、たまに絢香さんが遊びに来て夕飯を一緒に食べてくれる。